キャンプで食事をしたり、焚き火を眺めたりするときに活躍するのが「キャンプチェア」です。
初めてキャンプチェアを選ぼうとすると、
「どんな高さを選べばいいの?」
「座り心地は何を確認すればいい?」
「コンパクトなチェアのほうが使いやすい?」
と迷う方も多いのではないでしょうか。
キャンプチェアには、座面が低いローチェアや、立ち座りがしやすい高さのあるチェアなど、さまざまな種類があります。
見た目や価格だけで選んでしまうと、テーブルとの高さが合わなかったり、収納サイズが大きくて持ち運びに困ったりすることもあります。
大切なのは、自分がキャンプでどのように過ごしたいのかを考えて選ぶことです。
この記事では、キャンプ初心者に向けて、チェアの種類や座り心地、収納サイズなど、購入前に確認しておきたいポイントを分かりやすく解説します。
初めてのキャンプチェア選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
キャンプチェアはなぜ必要?
キャンプチェアは、食事をしたり、焚き火を眺めたり、ゆっくり休憩したりするときに活躍する道具です。
キャンプではテントの設営や料理などで動く時間もありますが、設営が終わったあとはチェアに座って過ごす時間も長くなります。
そのため、自分に合ったチェアを選ぶことで、キャンプでの過ごしやすさが大きく変わります。
もちろん、地面にシートを敷いて座る方法もあるため、キャンプチェアが絶対に必要というわけではありません。
しかし、食事や立ち座りがしやすくなり、ゆっくりくつろげる場所も作れるため、初心者にも用意してほしい道具の一つです。
特に初めて購入するときは、デザインだけで決めるのではなく、高さや座り心地、収納サイズなどを確認して選びましょう。
チェア以外に必要なキャンプ道具を知りたい方は、「キャンプ初心者に必要な道具11選」も参考にしてください。
キャンプチェアにはどんな種類がある?
キャンプチェアには、座面が低いものから高さのあるものまで、さまざまな種類があります。
初めて選ぶときは、細かい種類をすべて覚える必要はありません。
まずは「座面の高さ」と「収納方法」の違いを知っておくと、自分に合ったチェアを探しやすくなります。
ローチェア
ローチェアは、座面が低く地面に近い位置で座るタイプです。
足を伸ばしてゆったり座りやすく、焚き火を眺めながらくつろぎたい方にも向いています。
また、高さのあるチェアと比べてコンパクトに収納できる商品もあり、荷物を少なくしたい場合にも便利です。
一方で、座面が低いほど立ったり座ったりするときに負担を感じることがあります。
食事のしやすさや立ち座りを重視する場合は、実際に座って確認してみると安心です。
ハイチェア
ハイチェアは、ローチェアよりも座面が高いタイプです。
立ったり座ったりしやすく、高さのあるテーブルと組み合わせれば、食事や作業もしやすくなります。
そのため、キャンプで料理や食事を楽しみたい方にも使いやすいでしょう。
ただし、商品によってはローチェアより収納サイズが大きくなることがあります。
購入するときは、使用時の高さだけでなく、収納したときの大きさも確認しておきましょう。
収納方法にも違いがある
キャンプチェアは、高さだけでなく収納方法にも違いがあります。
代表的なタイプを簡単に確認しておきましょう。
| タイプ | 特徴 | 向いている方 |
|---|---|---|
| 収束型 | 脚を中央にまとめて細長く収納できる | 設営や片付けを簡単にしたい方 |
| 折りたたみ型 | 座面ごと折りたたんで収納する | 座り心地や安定感を重視したい方 |
| 組み立て型 | フレームと座面を分けて収納する | 荷物をコンパクトにしたい方 |
収束型
収束型は、チェアの脚を中央にまとめるようにたたむタイプです。
開くだけで使える商品も多く、設営や片付けに時間をかけたくない方にも使いやすいでしょう。
収納すると細長い形になるため、車にも積みやすいのが特徴です。
折りたたみ型
折りたたみ型は、座面やフレームを一緒に折りたたむタイプです。
座面に張りがある商品も多く、しっかりした座り心地を好む方に向いています。
一方で、収納すると平らにはなりますが、商品によっては幅を取ることがあります。
組み立て型
組み立て型は、フレームを組み立ててから座面の生地を取り付けるタイプです。
収納サイズを小さくしやすく、荷物をコンパクトにまとめたい場合に便利です。
ただし、収束型などと比べると組み立てに少し手間がかかる商品もあります。
購入前に組み立て方法を確認しておくと安心です。
チェアの種類が多くて迷ったときは、すべての特徴を覚える必要はありません。
まずは、
「食事や立ち座りのしやすさを重視するのか」
「焚き火を眺めながらゆっくり過ごしたいのか」
「収納サイズをできるだけ小さくしたいのか」
を考えてみましょう。
自分がキャンプでどのように過ごしたいのかが分かれば、必要なチェアも選びやすくなります。
初心者向けキャンプチェアの選び方
キャンプチェアは種類が多いため、初めて購入するときは何を基準に選べばいいのか迷ってしまいます。
しかし、すべての機能を細かく比較する必要はありません。
初心者の方は、次の6つを確認してみましょう。
| 選ぶポイント | 確認すること |
|---|---|
| 高さ | ロー・ハイのどちらが使いやすいか |
| 座り心地 | 座面や背もたれが体に合っているか |
| テーブルとの相性 | チェアとテーブルの高さが合っているか |
| 収納サイズ・重さ | 無理なく持ち運べるか |
| 耐荷重 | 自分の体格に合っているか |
| 組み立てやすさ | 設営や片付けが簡単にできるか |
この6つを順番に確認すると、自分に合ったチェアを選びやすくなります。
①使い方に合った高さを選ぶ
まず確認したいのが、チェアの高さです。
キャンプでどのように過ごしたいのかによって、使いやすい高さは変わります。
食事や料理などで立ったり座ったりすることが多い場合は、高さのあるチェアが使いやすいでしょう。
反対に、焚き火を眺めたり、足を伸ばしてゆっくり過ごしたりしたい場合は、ローチェアが選択肢になります。
「どちらが優れているか」ではなく、自分のキャンプスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
まだキャンプスタイルが決まっていない場合は、実際にキャンプ用品店で高さの違うチェアに座って比べてみるのもおすすめです。
②座り心地を確認する
キャンプでは、チェアに座って食事をしたり、焚き火を眺めたりと、長い時間を過ごすことがあります。
そのため、座り心地も大切なポイントです。
特に確認したいのが、
- 座面の広さ
- 座面の張り具合
- 背もたれの高さ
- 背もたれの角度
などです。
背もたれが高いチェアなら体を預けてゆっくり過ごしやすくなりますが、その分、収納サイズが大きくなったり重くなったりすることがあります。
座り心地には体格や好みも関係するため、可能であれば購入前に実際に座って確認してみましょう。
③テーブルとの高さを合わせる
チェアを選ぶときに忘れたくないのが、テーブルとの高さです。
チェアだけを見て購入すると、あとからテーブルと組み合わせたときに「食事がしにくい」「テーブルが高すぎる」と感じることがあります。
ローチェアならローテーブル、高さのあるチェアなら高さのあるテーブルというように、組み合わせて考えることが大切です。
すでにキャンプテーブルを持っている場合は、その高さを確認してからチェアを選びましょう。
まだテーブルを持っていない場合は、チェアとテーブルを一緒に検討すると高さを合わせやすくなります。
テーブルの高さや選び方については、「キャンプ初心者向けキャンプテーブルの選び方」も参考にしてください。
④収納サイズと重さを確認する
キャンプチェアは、使用するときの大きさだけでなく、収納したときのサイズも確認しましょう。
特にファミリーキャンプでは人数分のチェアが必要になるため、1脚では問題なくても、3脚、4脚と増えると車の荷室を大きく使うことがあります。
車でキャンプに行く場合は、ほかのキャンプ道具と一緒に積めるサイズなのか確認しておくと安心です。
バイクや徒歩、公共交通機関などで移動する場合は、収納サイズに加えて重さも重要になります。
「座り心地を優先するのか」「持ち運びやすさを優先するのか」を考えて選びましょう。
⑤耐荷重を確認する
チェアには、安全に使用できる重さの目安として「耐荷重」が設定されています。
見た目が同じようなチェアでも、商品によって耐荷重は異なります。
購入するときはデザインや価格だけで決めず、メーカーが表示している耐荷重も確認しましょう。
特に体格の大きな方が使用する場合は、余裕を持って選ぶと安心です。
⑥組み立てやすさを確認する
最後に確認したいのが、組み立てやすさです。
キャンプでは、テントやテーブルなど、チェア以外にもたくさんの道具を設営します。
そのため、初心者のうちは簡単に準備できるチェアを選ぶと負担を減らせます。
開くだけで使えるタイプなら設営や片付けが簡単です。
一方、フレームを組み立てて座面を取り付けるタイプは少し手間がかかりますが、コンパクトに収納できる商品もあります。
購入前に収納サイズだけを見るのではなく、「どのように組み立てるのか」まで確認しておきましょう。
焚き火でチェアを使うときの注意点
キャンプチェアを焚き火の近くで使いたい方は、チェアの素材にも注目しましょう。
焚き火では、風によって火の粉が飛んでくることがあります。
火の粉がチェアの生地に付くと、素材によっては穴が開いたり、傷んだりする可能性があります。
焚き火の近くで使うことが多い場合は、火の粉に強い生地を使ったチェアも選択肢の一つです。
ただし、「難燃」や「火の粉に強い」と表示された商品でも、絶対に燃えないわけではありません。
焚き火との距離を十分に取り、風が強い日は無理に焚き火をしないなど、安全を優先することが大切です。
また、チェアを焚き火の近くに置いたまま、その場を離れないようにしましょう。
チェア選びだけでなく、焚き火を安全に楽しむための使い方も忘れないようにしてください。
これから焚き火を始める方は、「キャンプ初心者向け焚き火台の選び方」で焚き火台の大きさや選ぶポイントも紹介しています。
初心者がチェア選びで失敗しやすいポイント
キャンプチェアは見た目や座り心地だけで選んでしまうと、実際にキャンプへ持って行ったときに使いにくさを感じることがあります。
購入してから後悔しないためにも、初心者が失敗しやすいポイントを確認しておきましょう。
座り心地だけで選んでしまう
お店で座ったときに快適だったからといって、自分のキャンプに合っているとは限りません。
ゆったり座れる大きなチェアは快適ですが、その分、収納サイズが大きくなったり重くなったりすることがあります。
座り心地だけでなく、持ち運びや収納まで考えて選ぶことが大切です。
テーブルとの高さを考えずに購入する
チェアとテーブルの高さが合っていないと、食事や作業がしにくくなることがあります。
例えば、低いチェアに対してテーブルが高すぎると、食事をするときに使いにくく感じるかもしれません。
すでにテーブルを持っている場合は高さを確認し、これから購入する場合はチェアとテーブルをセットで考えましょう。
収納サイズを確認しない
キャンプ用品は、テントや寝袋、マット、テーブルなど、チェア以外にもたくさんあります。
そのため、チェアだけなら車に積めても、すべての道具を積むと荷室に入りきらなくなることがあります。
特に家族でキャンプをする場合は注意が必要です。
チェアを4脚使うなら、1脚の収納サイズではなく「4脚積んだらどのくらいになるのか」まで考えてみましょう。
軽さだけで選んでしまう
持ち運びやすさを考えると、軽いチェアはとても便利です。
しかし、軽さだけで決めるのではなく、座り心地や耐荷重、安定感なども確認しましょう。
キャンプ場までの移動方法によっても、重視するポイントは変わります。
車なら多少重くても座り心地を優先してもいいでしょう。
反対に、徒歩やバイクなどで持ち運ぶ場合は、軽さや収納サイズの重要度が高くなります。
自分の移動方法に合わせて、バランスよく選びましょう。
管理人の体験談|安さだけで選んで失敗したことも
私が最初にキャンプチェアを購入したときは、価格の安さを優先して選びました。
そのチェアは耐荷重が自分の体重に対してギリギリでしたが、
「耐荷重の範囲内だから大丈夫だろう」
と思い、そのまま使用していました。
ところが、キャンプの途中でチェアの脚が壊れてしまい、それ以降は使えなくなってしまいました。
この経験から、チェアを選ぶときは価格だけでなく、耐荷重にも余裕を持って選ぶことが大切だと感じています。
その後、軽くてコンパクトに収納できる組み立て式のチェアも使ってみました。
持ち運びにはとても便利でしたが、私が使ったものは座面が体を包み込むような形だったため、長時間座っていると腰や背中に負担を感じることがありました。
いろいろ試した結果、現在は折りたたみ式のローチェアに落ち着きました。
肘掛けがあるので立ったり座ったりしやすく、座面もしっかりしているため、長時間でも座りやすいところが気に入っています。
折りたたみ式は収納サイズが大きくなりやすいのがデメリットですが、私が使っているチェアはそれほどスペースを取らず、家族4人分でも問題なく車に積めています。
もちろん、座り心地の感じ方や必要な収納サイズは人によって違います。
収納スペースをできるだけ小さくしたい方なら、組み立て式でも座面が広いタイプを選ぶ方法があります。
私の経験からも、「軽いから」「安いから」だけで決めるのではなく、耐荷重・座り心地・収納サイズのバランスを確認して選ぶことをおすすめします。
初心者にはどんなキャンプチェアがおすすめ?
初めてキャンプチェアを選ぶなら、「どのタイプが一番いいのか」と迷ってしまうかもしれません。
しかし、すべての人に合うチェアがあるわけではありません。
まずは、自分がキャンプでどのように過ごしたいのかを考えてみましょう。
| 重視すること | 選び方の目安 |
|---|---|
| 焚き火やくつろぎ | ローチェア |
| 食事や立ち座り | 高さのあるチェア |
| 座り心地 | 座面や背もたれがしっかりしたタイプ |
| 設営の簡単さ | 開くだけで使えるタイプ |
| 収納サイズ・軽さ | コンパクトな組み立て式 |
| 持ち運びより快適さ | 折りたたみ式なども候補 |
車でキャンプに行く方なら、収納スペースに余裕がある範囲で座り心地を重視するのもおすすめです。
反対に、バイクや徒歩でキャンプをする場合は、軽さや収納サイズの重要度が高くなります。
また、チェアは商品写真を見るだけでは座り心地が分かりにくい道具です。
可能であればキャンプ用品店などで実際に座り、座面の高さや広さ、背もたれ、立ち座りのしやすさを確認してみましょう。
そのうえで、収納サイズ・重さ・耐荷重・組み立てやすさを比較すると、自分に合った1脚を選びやすくなります。
まとめ|自分のキャンプスタイルに合ったチェアを選ぼう
キャンプチェアは、食事や焚き火、休憩など、キャンプで長い時間を過ごすための大切な道具です。
種類が多いため迷ってしまいますが、最初からすべての特徴を覚える必要はありません。
初心者の方は、まず次のポイントを確認してみましょう。
- 座面の高さ
- 座り心地
- テーブルとの相性
- 収納サイズ
- 耐荷重
- 組み立てやすさ
特に大切なのは、「人気だから」「安いから」という理由だけで選ばず、自分がどのようなキャンプをしたいのかを考えることです。
焚き火を囲んでゆっくり過ごしたい方と、食事や料理を楽しみたい方では、使いやすいチェアも変わります。
また、車に積めるサイズなのか、長時間座っても自分の体に合っているのかなど、実際に使う場面を想像してみましょう。
可能であれば購入前に実際に座って確認するのがおすすめです。
自分に合ったチェアを見つけて、キャンプで過ごす時間をより快適に楽しんでください。


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