キャンプに食材や飲み物を持っていくときに活躍するのが「クーラーボックス」です。
初めてクーラーボックスを選ぼうとすると、
「何Lくらいの容量を選べばいいの?」
「ハードタイプとソフトタイプって何が違う?」
「どのくらいの保冷力が必要なの?」
と迷う方も多いのではないでしょうか。
クーラーボックスは、食材や飲み物を冷たい状態で保管するために欠かせないキャンプ道具の一つです。
特に気温が高くなる夏場は、食材をできるだけ低温に保ち、適切に管理することが大切です。
しかし、大きければいいというわけではありません。
使用する人数や泊数、保冷力、持ち運びやすさなどを考えて、自分のキャンプスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
この記事では、キャンプ初心者に向けて、クーラーボックスの種類や容量、保冷力など、選ぶときに確認したいポイントを分かりやすく解説します。
保冷力を長持ちさせるコツも紹介するので、初めてクーラーボックスを購入する方は、ぜひ参考にしてください。
キャンプにクーラーボックスが必要な理由
クーラーボックスは、キャンプに持っていく食材や飲み物を冷たい状態で保管するために使います。
特に肉や魚などの生鮮食品を持っていく場合は、できるだけ低温を保ち、適切に管理することが大切です。
また、暑い日に冷たい飲みものを飲めるのも、クーラーボックスを持っていくメリットの一つです。
ここで覚えておきたいのが、クーラーボックス自体が食材を冷やしてくれるわけではないことです。
保冷剤や氷などを一緒に入れることで、ボックス内の冷たい状態を保ちやすくします。
そのため、クーラーボックスを用意するだけでなく、保冷剤なども忘れずに準備しましょう。
クーラーボックス以外に必要な道具も知りたい方は、「キャンプ初心者に必要な道具11選」も参考にしてください。
クーラーボックスは大きく分けて2種類
クーラーボックスは、大きく分けて「ハードタイプ」と「ソフトタイプ」の2種類があります。
それぞれ保冷力や持ち運びやすさなどに違いがあるため、使い方に合わせて選ぶことが大切です。
まずは、2つの違いを簡単に見てみましょう。
| 種類 | 特徴 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| ハードタイプ | 保冷力が高く、丈夫 | 宿泊キャンプ・ファミリーキャンプ |
| ソフトタイプ | 軽く、持ち運びやすい | 日帰り・サブ用・荷物を減らしたいとき |
ハードタイプ
ハードタイプは、硬い箱型のクーラーボックスです。
一般的に断熱材が厚く、ソフトタイプより保冷力が高い傾向があります。
丈夫なので、食材や飲み物をたくさん入れる宿泊キャンプやファミリーキャンプにも使いやすいでしょう。
一方で、大きなサイズになるほど本体が重くなり、車への積み込みや自宅での収納場所も考える必要があります。
保冷力を重視したい方は、ハードタイプがおすすめです。
ソフトタイプ
ソフトタイプは、バッグのような柔らかい素材で作られたクーラーボックスです。
軽くて持ち運びやすく、使わないときに折りたためる製品もあります。
そのため、日帰りキャンプやちょっとした買い物、ハードタイプだけでは容量が足りないときのサブ用としても便利です。
一方で、一般的にはハードタイプと比べて保冷力が低い傾向があります。
持ち運びやすさや収納のしやすさを重視したい方は、ソフトタイプも選択肢の一つです。
クーラーボックスを選ぶ5つのポイント
クーラーボックスを選ぶときは、容量だけで決めるのではなく、保冷力や持ち運びやすさなども確認することが大切です。
初心者の方は、次の5つを確認してみましょう。
| 選ぶポイント | 確認すること |
|---|---|
| 容量 | 人数や泊数に合っているか |
| 保冷力 | 必要な時間まで冷たい状態を保てるか |
| 断熱材 | どのような断熱材が使われているか |
| 持ち運びやすさ | 重さやハンドル、キャスターの有無 |
| 手入れのしやすさ | 洗いやすく、水を抜きやすいか |
それぞれ順番に見ていきましょう。
①人数や泊数に合った容量を選ぶ
クーラーボックスの容量は、「L(リットル)」で表示されています。
容量が大きくなるほど食材や飲み物をたくさん入れられますが、大きければいいというわけではありません。
サイズが大きくなると、車に積むスペースが必要になり、食材や保冷剤を入れたときの重量も増えます。
そのため、使用する人数や泊数、持っていく食材や飲み物の量を考えて選びましょう。
容量の目安はメーカーによっても異なりますが、1泊2日のキャンプでは30〜50L程度が一つの目安です。
ただし、必要な容量は人数や食事の回数などによって変わるため、あくまで参考として考えてください。
私はソロキャンプでは15.1L、家族でキャンプするときは51Lのハードクーラーボックスを使用しています。
家族キャンプでは飲み物の量も増えるため、車の積載スペースに余裕があれば、食材用と飲み物用でクーラーボックスを分けることもあります。
自分が何をどのくらい持っていくのかを考えてから容量を選ぶと、必要以上に大きなクーラーボックスを選んでしまう失敗も減らせるでしょう。
②使用する時間に合った保冷力を選ぶ
クーラーボックスを選ぶときは、どのくらいの時間使用するのかを考えて保冷力を確認しましょう。
デイキャンプのように短時間だけ使う場合と、1泊2日や連泊のキャンプでは、必要になる保冷時間が変わります。
製品によっては、「保冷力○時間」「保冷力○日」など、保冷できる時間の目安が表示されています。
そのため、購入するときは使用する時間よりも余裕をもって保冷できるものを選ぶと安心です。
ただし、表示されている保冷時間と、実際のキャンプで保冷できる時間が必ず同じになるとは限りません。
保冷剤の量や外気温、クーラーボックスを開け閉めする回数などによっても保冷できる時間は変わります。
特に夏場は外気温が高くなるため、使用環境も考えて保冷力を確認しておきましょう。
③断熱材を確認する
クーラーボックスの保冷力に関係するのが「断熱材」です。
断熱材には、外からの熱を伝わりにくくして、クーラーボックス内の冷たい状態を保つ役割があります。
主に使われている断熱材には、「発泡スチロール」「発泡ウレタン」「真空断熱パネル」などがあります。
| 断熱材 | 特徴 |
|---|---|
| 発泡スチロール | 軽く、比較的手頃な製品に使われている |
| 発泡ウレタン | 保冷力と使いやすさのバランスがよい |
| 真空断熱パネル | 保冷力が高く、長時間の使用に向いている |
日帰りや短時間の使用であれば、必要以上に高い保冷性能を求めなくてもよいでしょう。
一方で、夏場のキャンプや宿泊、長時間使用する場合は、発泡ウレタンや真空断熱パネルを使用した保冷力の高い製品も選択肢になります。
ただし、断熱材だけでクーラーボックスを決める必要はありません。
使用する時間や季節、価格、持ち運びやすさなども考えて、自分の使い方に合ったものを選びましょう。
④持ち運びやすさを確認する
クーラーボックスを選ぶときは、持ち運びやすさも確認しましょう。
本体だけでは軽く感じても、食材や飲み物、保冷剤を入れると想像以上に重くなることがあります。
特に容量の大きなクーラーボックスは、キャンプ場まで運ぶときの負担も考えておきたいところです。
購入する際は、本体の重さだけでなく、ハンドルの持ちやすさも確認してみてください。
大型のクーラーボックスなら、キャスター付きのタイプを選ぶと移動が楽になります。
また、車でキャンプに行く方は、積載スペースの確認も忘れないようにしましょう。
他のキャンプ道具と一緒に無理なく積めるサイズを選ぶことがポイントです。
⑤手入れのしやすさを確認する
クーラーボックスは、使用後の手入れのしやすさも確認しておきましょう。
食材や飲み物を入れていると、中に水がたまったり、汚れやにおいが残ったりすることがあります。
そのため、内部を拭きやすい形状や、フタを取り外せるタイプを選ぶと手入れがしやすくなります。
大型のクーラーボックスなら、水抜き栓が付いているかも確認したいポイントです。
水抜き栓があれば、本体を持ち上げなくても中にたまった水を抜きやすくなります。
キャンプから帰ったあとの片付けまで考えて、手入れしやすいクーラーボックスを選びましょう。
クーラーボックスの保冷力を長持ちさせるコツ
クーラーボックスは、使い方を少し工夫するだけでも冷たい状態を長く保ちやすくなります。
特に夏場は外気温が高くなるため、置き場所や保冷剤の入れ方にも注意が必要です。
ここでは、キャンプで簡単にできる4つのコツを紹介します。
保冷剤を上下に配置する
保冷剤は、食材や飲み物を挟むように上下へ配置すると効果的です。
冷たい空気は上から下へ移動するため、上側にも保冷剤を置くのがポイント。
さらに底や側面にも配置することで、クーラーボックス全体を効率よく冷やせます。
私は季節に関係なく、食材や飲み物を上下から挟むように保冷剤を入れています。
直射日光を避けて日陰に置く
夏場は、クーラーボックスをできるだけ日陰に置きましょう。
直射日光が当たり続けると本体に熱が伝わり、保冷力が低下しやすくなります。
タープの下など、直射日光が当たりにくい場所を選ぶのがおすすめです。
また、地面からの熱を受けにくくするため、クーラースタンドや台の上に置く方法もあります。
開けっぱなしにしない
クーラーボックスを開けると、中の冷たい空気が外へ逃げてしまいます。
そのため、必要なものを確認してからフタを開け、取り出したらすぐに閉めることが大切です。
特に飲み物は取り出す回数が多くなりやすいため、開閉時間をできるだけ短くするよう意識しましょう。
食材用と飲み物用を分ける
家族キャンプでは、食材だけでなく飲み物の量も多くなります。
すべてを1つのクーラーボックスに入れると、中身が混ざったり、飲み物が食材の下に埋もれたりして、必要なものを取り出しにくくなることも。
車の積載スペースに余裕があるなら、食材用と飲み物用でクーラーボックスを分けるのも一つの方法です。
分けておけば中身を整理しやすく、必要なものを探す手間も減らせます。
さらに、飲み物を取り出すたびに食材用のクーラーボックスを開ける必要がないため、冷たい状態を保ちやすくなるのもメリットです。
私も家族でキャンプをするときは、車の積載スペースに余裕があれば、食材と飲み物を分けて持って行くことがあります。
キャンプ初心者におすすめのクーラーボックス5選
クーラーボックスは種類が多いため、初めて選ぶと「結局どれを買えばいいの?」と迷うこともあります。
ここでは、容量や保冷力、持ち運びやすさなどを比較しながら、キャンプ初心者でも選びやすいクーラーボックスを5つ紹介します。
| 画像 | 商品名 | 容量 | 保冷力の目安 | 参考価格 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| コールマン エクスカーションクーラー30QT | 約28L | 1泊キャンプ向け | 5,940円 | 初めて買う人 | |
| HUGEL 真空断熱クーラーボックス40L | 40L | 連泊キャンプ向け | 約29,800円 | 夏・連泊・家族 | |
| FIELDOOR ノーザンクーラーボックス42.5L | 42.5L | 連泊キャンプ向け | 約19,900円 | ファミリー | |
![]() | LOGOS ハイパー氷点下クーラーXL | 約40L | 1泊キャンプ向け | 15,400円 | 収納性も重視したい人 |
| DOD ソフトくらお23 | 23L | 1泊キャンプ向け | 7,870円 | ソロ・少人数 |
自分が使う人数や泊数に合わせて選んでみてください。
まとめ
クーラーボックスは、キャンプで食材や飲み物を冷たい状態で保管するために役立つ道具です。
選ぶときは、使用する人数や泊数に合った容量だけでなく、保冷力や持ち運びやすさ、手入れのしやすさなども確認しましょう。
保冷力を重視するならハードタイプ、軽さや持ち運びやすさを重視するならソフトタイプが選択肢になります。
また、保冷剤の入れ方や置き場所を工夫することも大切です。
細かな違いをすべて覚える必要はありません。
まずは「何人で、何泊のキャンプに使うのか」を考えて、自分のキャンプスタイルに合ったクーラーボックスを選んでみてください。
クーラーボックス以外の持ち物も確認しておきたい方は、「キャンプ初心者向け持ち物チェックリスト」も参考にしてみてください。



コメント